会社員は、意識せずとも会社のブランドを背負っています。これ、当たり前のようで結構すごいことです。
私はフリーランスとなってから痛感しました。当然ですが、営業も契約も全て自分の名前で企業と渡り合うという現実に直面したからです。まさに裸一貫といった心持ち。
しかし、そもそも企業のブランドとはそれまでに獲得してきた信用と実績の積み重ねに他なりません。
かの本田宗一郎も、キャリアのスタートは修理工場の丁稚でした。器用さが社長の目に留まり修理工として頭角を現すと、やがて製造業への転身を社内で主張するまでになります。エンジンの精密主要部品ピストンリング製造に目を付けたのです。
しかし、トヨタに持ち込んだ製品のうち品質検査に合格したのは50本中僅か3本だったといいます。その後、工業高校に入り直し技術を確立した宗一郎は、トヨタの下請けとして製造業への道を切り開きます。
本田宗一郎でさえ、信用と実績を積み重ねてきた訳です。
フリーランスにもまた同じことがいえます。得るべきは仕事よりも先に信用です。小さな信用の元に小さな実績を積み、少し大きな信用を得るという連続が必要です。これは直接的な伸びというより、指数関数的な伸びがあります。信用は伝播し、新たな信用を呼び込むからです。
逆もまた真なり。失った先が早いのもまた信用の特性です。
鶏口計画では、フリーランスの会員に無料で名刺を進呈しています。自分の名前を看板に仕事をしていることを自覚するため、そして鶏口計画の信用が広まることで、より大きくて楽しい仕事を皆で引き受けることができると信じているからです。
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